2018年7月15日日曜日

新規上場銘柄への投資には時間をかけろ.

新規上場銘柄への投資が実を結ぶには時間がかかる。


新規上場銘柄に投資する場合、私はそれなりに時間をかけるべきだと考えています。

新規上場銘柄のような小さな株は株価の変動が大きいので、株価があまりにも下がり売ってしまいたい衝動に駆られます。ただ株価の下落(市場の評価)とその企業の本当の姿とはかけ離れている場合もあるのではないでしょうか。


だから本当に企業の実力がないと判断できる場合ならいいですが、ただ株価が下がったので怖くなって売る、というのは正しくない行動のように思います。



個人的には1回2回の四半期決算で企業の本当の姿が分かるのか疑問です。

悪いところがあれば、よほど何もしない人でない限り問題に対して手を打ちます。そういう微調整を繰り返して経営は進めていくと思いますが、アマゾンもグーグルもそういう風にして大きくなったのではないでしょうか。

悪いところを修正し、良いところを伸ばす。それの繰り返しで良くなっていく。

最初からパーフェクトな企業なんてないでしょう。だから1回2回の決算ですべてが分かるはずはないと思うのです。それなりの時間をかける必要がある。



2018年7月15日現在、2017年6月に新規上場したブルーエプロン(以下APRN)株を保有しています。

投資を始めたときよりも株価が約25%上昇していますが、一時は買った値段よりも約マイナス45%になったこともあります。

約半分です。



図はAPRNの株価チャートですが、最安値で4月につけた1.72ドルとなっています。

今は3.89ドルなので、3か月足らずで株価は2倍となっています。

この3か月間でAPRNの株価の急激な変化を巻き起こした原因は、5月3日に発表された決算発表です。たった1回の決算発表が市場のAPRNへの見方を変えました。悪い株から良い株へと変化したのです。



APRNは上場後の決算発表で、期待を裏切る決算を発表し続けました。だから株価は下落の一途をたどりました。

ただAPRNに投資した投資家の頭の中では、

「これから米国ではミールキットの市場が伸びる。だから業界大手のブルーエプロンも成長するはずだ」

ということが念頭にあったと思います。

で、APRNの株価が下落しても、現実的には投資家の予想通り米国のミールキットの市場は伸び続けていたのです。

だからAPRNが下手なことさえしなければ、業界の位置を考えれば自然と成長できるはずです。

市場の見方と実際の企業の本質には乖離があるようで、新規上場したばかりの企業だと先行きも分からないので特にそういう傾向が強いのかもしれません。

だからその乖離が解消されるまで、時間がかかる場合があります。



FANG銘柄も最初は株価が低迷した


有名企業の新規上場後の株価を見ていると、意外に株価が低迷している時間が長いのが目につきます。

今をときめくFANG銘柄も、ネットフリックスやフェイスブックは上場後、株価が半分になっています。アマゾンはITバブルの波にもまれて、株価はジェットコースターのような様相を呈していました。上昇の一途はグーグルだけです。

今現在で超巨大企業になっている企業も最初は小さな会社でした。上場したての頃には会社の組織的にも穴があっただろうし、完璧ではない部分が多かったろうと思います。

しかし新規上場を果たすくらいの企業ですから、事業的に優れたものを持っていると思われます。最初のごたごたを乗り越え、事業が順調になってくると、いろんなことが良い流れになるのではないでしょうか。企業内部の問題であったり、業績的なことであったり。

そういうことを考えると、新規上場銘柄というのは時間をかけて見ていった方がいいような気もします。株価的には朝起きて株価が急落している「おはぎゃあ」な展開が多く、どこまでついていけるのか分かりませんが。



一直線で右肩上がりしない


素直に上手くいくということはあまりない、という人生訓がここでも適用されるのか、投資家が一番望んでいる、

「一直線で右肩上がり」

というのもなかなかないというのが現実でしょう。

残念ですが、新規上場企業への投資は乱高下あり絶望ありというのが多い気がします。

ただ10倍株になる過程に乱高下や絶望が必須というのなら、時間をかけてそれを味わうしかないようです。

またすぐに見放すのも正解だとは思えません。