2018年7月5日木曜日

これからのドルの行方。108~111円レンジ相場を予想。

為替の動き次第で資産の評価は変わる

米国株投資をしている人にとって、為替の動き、特にドル円の動きは自分の資産の評価に直結します。


1ドル100円から1ドル110円になると、評価益が10%増します。逆に110円から100円になると、約10%の評価損です。

10%の増減は大きいです。

為替で資産の評価が変わることは、少し合点がいきません。企業の利益が増加したわけでもなく、また企業が悪い決算を発表したわけではないからです。

ただドル円の動きで評価が大きく変わるかもしれないのだから。

そう考えると、大きな理不尽な波に自分の資産の評価されることは合点がいきませんが、現実的にはそうなっているのだから、それを受け入れるしかない。

為替の動きで資産の評価は変わる。

米国株投資と為替が密接な関係にあるのなら、為替の動きを多少なりとも知っておくのは悪くないかもしれません。



あと3か月はドル円108~111円を予想

私はあと3か月間はドル円108~111円のレンジ相場を予想しています。極端なドル安、ドル高はないと考えています。

ただ年後半以降は為替が大きく動くかもしれないと考えています。米国の中間選挙をきっかけにして、為替が大きく動くと考えています。私はドル安円高になると予想しています。



現在のトランプ政権のスタンスは、ドル高には持っていきたくないというものだと思います。

普通にみると米国の利上げがあるので、ドル高方向に動くと思います。が、そうはなっていないところをみると、やはりドル高には持っていきたくないという政権の思惑をマーケットが先読みしていると考えられます。

米国ファーストの方針です。

円安になれば、トランプさんがツイッターで「日本は自国に有利になるよう為替を操作している!!」なる旨の投稿がなされるのは想像に難くありません。

米国大統領がそう発言すれば、マーケットは反応し、それを是正する動き、すなわちドル安円高となります。おそらくマーケットはそのことを見越している。だから下手にドル高に動かない。

基本的にそういう背景があると思います。



チャート分析

次はチャートを見たいと思います。



チャートなんて意味がない、と考える人もいると思いますが、私は為替においてチャートは機能すると考えています。特にユーロドル、ドル円といった流動性の大きな通貨の場合。米国株の場合は、そうでもないと思います。



ドル円の月足にトレンドラインを引いています。

大きくみると、このトレンドラインの中で動いているのが分かります。さきほど、あと3ヶ月間は108~111円のレンジ相場と書きましたが、このチャートが根拠です。

しばらくはこのトレンドラインの中での推移が続くと考えているからです。もうすぐ夏休みですが、夏休みは欧米のトレーダーが休暇に入るので、例年、為替は夏枯れ相場となります。それもしばらくレンジ相場が続くと考える根拠です。



次にユーロドルの月足チャートです。



日本にいると、ドル円の存在が大きく感じられますが、世界で一番の流動性がある通貨ペアはユーロドルです。ユーロドルの動きを無視してドルの動きは語れません。

7月4日現時点でユーロドルは1.16~1.17付近で動いています。

しかし最近まで1.15付近の支持線を突破するかどうか、という展開を繰り広げていました。今のところ、1.15は突破されていません。下ヒゲが出ているので、1.15はけっこう堅い支持線となっていると思われます。

1.15が堅いとなると、ここからの展開としては1.2を目指す動きとなるのではないかと予想しています。

1.25を頭と、1.2を肩とする「ヘッドアンドショルダー(三尊天井)」のチャートパターンを形成しようとしているように見えるからです。

結局ユーロ高、ドル安の方向ですね。



しばらくはレンジ相場

ドル円とユーロドルのチャートを見て言えるのは、ドル高(円安もしくはユーロ安)は個人的には考えにくいということです。

冒頭にも書いたように、米国ファーストのトランプ政権がドル高を許すはずがないとも思います。

なので、しばらくはレンジ相場、中間選挙以降はドル安シナリオを描いています。(あくまで個人の予想です。参考程度にお考え下さい。)