2018年6月10日日曜日

配当金は維持されるのか?ゲームストップ(GME)の2018年第1四半期の決算分析。



業績への任天堂スイッチ影響大

私が配当金目的で投資している、高配当銘柄のゲームストップ(GME)が5月31日に2018年第一四半期の決算発表を行いました。



GME2018Q12017Q1
売上高19342045
粗利益657.3702.5
営業利益57.1101.1
純利益28.259
EPS0.280.58

概要はこの表の通りです。

売上、粗利、営業利益、純利益、EPSがすべてダウンといいところが1つもありません。

大きな要因として、去年の任天堂スイッチの爆発的ヒットがあり、今年はその反動があったようです。任天堂スイッチは日本でも品薄状態が続いた記憶がありますが、アメリカでも人気爆発したようですね。

営業利益は半分以下なので、なかなか厳しい決算です。



2018年の見通し。配当金は維持されるのか?

2018年の見通しも発表しています。


2018年見通し
売上-2%~-6%
non-GAAP/EPS3.00~3.35

売上は-2%~-6%、non-GAAPベースのEPSは3.00~3.35です。

GMEに投資している人にとって気になるのは、配当金が維持されるのか?というところです。数値上は配当金を支払う余裕がありそうです。

2018年Q1の配当金が0.38なので、もし0.38の配当金が一年間続くのなら、0.38×4=1.52です。2018年のEPSが見通し下限の3.00としても、1.52ドルの配当金は支払える余裕はありそうです。配当性向は約50%です。

絶対に今の配当金を維持するのかは分かりませんが、経営陣としても減配はしたくないと思いますので、維持されるのではないかと個人的には思っています。



GMEのカテゴリー別売上

GMEはゲームやその関連商品の販売を行っています。カテゴリーごとの販売割合、前年との売上比較の表を作ってみました。


2018Q1割合前年比較
ハードウェア359.218.6%-8.5%
ソフトウエア466.724.1%-11.5%
中古ソフト495.725.6%-6.2%
ゲームアクセサリー199.110.3%11.6%
デジタル432.2%-2.6%
テクノロジーブランド1698.7%-19.2%
グッズ142.47.4%19.6%
その他58.93.0%-24.3%
合計1934100%-5.8%

GMEで販売割合が一番高いのは、中古ソフトとなっています。その次にソフトウェア、ハードウェアと続きます。

前年との比較ですが、主力カテゴリーは軒並みダウンしています。しかし意外に健闘しているカテゴリーもあって、ゲームアクセサリーとかグッズ販売は伸びています。

テクノロジーブランドというのは、どうもAT&Tの製品を販売するカテゴリーのようですが、契約上の変更みたいなのがあるようです。詳しいことは分からなかったですが。



またカテゴリー別の粗利益額、割合、前年比較もまとめてみました。

粗利益額2018Q1割合前年比較
ハードウェア35.25.4%-8.2%
ソフトウエア98.815.0%-15.1%
中古ソフト220.633.6%-15.0%
ゲームアクセサリー67.510.3%17.2%
デジタル38.25.8%5.5%
テクノロジーブランド131.620.0%-9.9%
グッズ45.87.0%23.1%
その他19.63.0%-28.6%
合計657.3100.0%-6.9%

粗利益額で比較すると、利益率の違いが分かります。売上割合が18.6%と主力だったハードウェアは、粗利益で見ると5.4%と低い割合にとどまります。ハードウェアってあんまり儲からないようです。

割合を粗利益額で見ると、主力は中古ソフト、テクノロジーブランド、ソフトウェアになります。中古ソフトは売上は減っているのですが、依然としてGMEの主力カテゴリーです。

しかし中核カテゴリーの売上、利益が減少しているので、厳しいところです。

会社としては、ゲームのハードウェア、ソフトウェアは乱高下があるので、ゲームアクセサリーやグッズも伸ばして売り上げの分散を図りたいところでしょう。



GMEへの個人的見解

今回の決算の数値はあまりよくないといえます。しかし個人的にはあんまり悲観していないんですよね。

というのも、まず配当金<EPSは維持されそうな見通しということ。そしてこの記事には載せていませんが、財務内容も悪くないということ。そして店舗運営もきっちり行っているであろうと思われるからです。

もし配当金>EPSという図式になるのなら、配当金は維持されないかもしれない、と考え不安になりますが、配当金を支払う原資はありそうですから、そこまで悲観になる必要はないと。

またGMEはけっこう管理がしっかりしています。不採算店舗の閉鎖とかけっこうやっています。店舗とか財務はよく管理していると思います。



営業の数値の改善である、売上や利益の上昇というところでは糸口は見えません。ネット販売に押されている部分もあると思います。主力のソフトウェアなどゲーム部分だけをとれば、数値改善の糸口はつかめていないように見えます。

グッズやアクセサリーなどの関連販売は伸びているのですが、そこは大きな割合のカテゴリーではないので、まだ大きな期待もできません。

まあ、そういう悪材料があるからこその配当利回り10%なのでしょうが、その配当金の減配はないと踏んでいるので、私はホールドします。