2018年4月17日火曜日

長期投資をやるなら日本株より米国株?

長期投資するなら米国株


日本企業の中で世界的に活躍している企業は多いです。日本人として非常に喜ばしいです。日本が先進国の一員としていられるのも、活躍する日本の企業の存在があるからでしょう。

ただ投資という点で見ると、私は日本株より米国株を選びます。最近の日本企業は株主還元に積極的になったと言われますが、いろいろ見ると、やはり米国企業の方が投資的には優れている点がまだまだ多い。

日本企業は凄い技術をもった素晴らしい企業が多いし、また投資した自分のお金が日本のためになるのなら、投資をするのなら日本企業に投資したいです。ただ一見して差がある状況や将来の儲けが違ってくるというのなら、どうしても米国株投資を選んでしまいます。

短期売買なら値動きの激しい日本株を選ぶ手はありますが、長期投資なら米国株を選択するしかないんでしょうかね。長期投資では配当金などが重要になってきますから、、、。


赤字でも増配できるか?


私が米国株投資をしていて、「米国企業って株主への姿勢がハンパねえな」と思ったのは、米エネルギー大手のシェブロンが赤字決算なのに増配をしたときです。

2016年くらいに原油価格が暴落して、エネルギー各社の決算は非常に厳しいものとなったわけですが、シェブロンは赤字なのに配当金を増配しました。米国企業ってここまでやるのか、と思いましたね。当時は原油の価格が相当下がっていて、エネルギー業界は大丈夫か?って思われていた時期でしたから、余計に記憶に残っています。

シェブロンの決断はいい判断だったのかどうかは分からないですが、少なくとも株主的にはその姿勢は頼もしいのではないかと思います。ここまで配当金を増やそうとしてくれているのかと。株主重視の姿勢を見せられると嬉しい。

まあ「会社が危ないんだから、増配なんてしなくていいんだよ!」という人もいるでしょうが、、、。

米国の企業ってどうも連続増配に誇り(こだわり?)を持っている企業が多いと感じます。10年20年と増配が続く企業も相当ありますが、そこまでいかなくても普通に増配をしています。配当性向が100%を超えても、普通に増配してきます。

それは株主重視が基本姿勢となっているからではないかと思います。自社株買いにも積極的ですし。日本と米国の株主への姿勢の違いが長期的なリターンを変える原点なのかもしれません。


ROEの高さと四半期配当


また米国企業のROEの高さも米国企業の魅力です。

ROE=当期純利益 ÷ 自己資本

ROEが高いということは、上記の式に当てはめると、同じ自己資本を使っても米国の方が当期純利益を稼げている、ということです。効率的に株主の金を運用してくれているということです。

ということは投資家は日本株に投資するより米国株に投資した方が、大きな利益を稼いでくれます。1年2年では大きな違いは生まれないかもしれませんが、長年積み重なると大きな違いになると思います。



さらに個人的に米国株がいいと思うのは、「四半期配当」です。というのも米国企業に多い年に4回の配当金と日本企業に多い年に2回の配当金では、配当再投資をやる上で微妙な差が生まれるからです。


年4回年2回
31.01
61.02011.020.0001
91.030301
121.040604011.04040.00020401


上記の表は配当利回り4%で年4回配当と年2回配当を比べたものです。税金など考慮していない簡便にした計算方法ですが、最終的に12月の時点でほんの少しですが差が出ています。この計算を厳密にしても、結局、年4回配当の方が最終的には増えるスピードは早いです。

ほんの少しの違いですが、これが長期にわたると少しづつ差がでてくるのでしょう。

また四半期配当は投資のモチベーション維持にも繋がります。3か月に一回配当金が貰えるのは、けっこう嬉しいものです。


日本と米国の土壌の違いが差を生じさせる?


投資を長くやっていると日本企業に投資するより、米国企業に投資したいと思わせるものがあります。最近は日本企業も頑張っていますが、米国企業には過去の実績もあります。日本企業は不景気になるとどうなるのか分からないです。

こういう差が生じるのは日本と米国の土壌の違いなんじゃないかと思います。さきほどのシェブロンの赤字で増配ですが、日本の大企業はそういうことをしたくてもできないんじゃないでしょうか。「赤字なのに配当金を増やすとは何事か」という意見が出てくるんじゃないでしょうかね?社内、社外問わず。

従業員とか世間など関係者の目があるし、価値観も違います。日本だと「赤字だと減配もしょうがねえだろ(他の会社も減配してるからうちもやっとけ)。」という空気は生まれそうです。米国の場合は株主に利益をもたらせなかったら、最悪取締役会からクビにされてしまいます。

そういうこともますます米国株投資を選ぶ理由になるのかしれません。