2018年3月16日金曜日

公益株投資は割に合わない?

逆境の公益株


米国株の公益銘柄ドミニオンエナジー(D)に投資しています。2018年3月時点では、米国債の金利が上昇しているため株価は冴えません。公益株は高配当銘柄が多いため、無リスク資産の国債金利が上昇すると、相対的に魅力が薄れるため高配当銘柄は売られる傾向にあります。

国債の利回りが高ければ、高配当でもわざわざ倒産リスクや値動きのある株式を買わないで、リスクのない国債を持っていればいいですよね。元本は保証されていますし。

高配当銘柄にはそんな背景があり株価は冴えませんが、私は公益株、特にドミニオンエナジーについて肯定的な見解です。まだまだドミニオンエナジーを売るつもりはありません。

しかし一般的に公益株への投資は割に合わないような気もしています。


S&P500に完敗の公益株


というのも長期で見ると、公益株の株価は冴えません。市場平均であるS&P500に完敗しています。


1978~2018年までの推移
S&P5002945%
コン・エジソン(ED)1246%
ドミニオンエナジー(D)899%
サザンカンパニー(SO)758%
デュークエナジー(DUK)405%
Google Financeより

代表的な公益銘柄のパフォーマンスを調べて見ましたが、S&P500に完敗しています。正直、素直にS&P500指数連動のETFを買っていた方がよほど良いように思います。


公益株投資にもメリットはある


ただ公益株への投資へのメリットはあると思います。個人的にそれは2つあって、配当金が安定している事業(業績)が安定しているので精神的負担が少ない、ということだと思います。

公益株はすべてではないのかもしれませんが、配当金が安定しています。連続増配銘柄を調べても公益株は多くランクインしています。また増配していなくても、減配がないとか。

配当金の安定は一定の投資家を惹きつける魅力です。配当金に惹かれる投資家は公益株への投資は理に適っていると思います。

また事業が安定しているというのも魅力です。言い換えれば業績でしょうか。毎日の生活に必要な電力需要は当然安定しています。この事業・業績の安定からもたらせられる銘柄保有への安心感は魅力があります。なるべく株価が動かないでほしい、と感じている個人投資家も多いでしょうから。

長期的なパフォーマンスが悪くても、「安定している方がいいよ~、配当金は貰えるし♪♪」という選択を取る投資家もいると思います。


デメリットもある


私は公益株へのメリットはいくつかあると感じていますが、デメリットもあると思います。

いくら公益株でも株価が下落しないわけではありません。現在のように株価の下落はあります。事業のリスクは少ないのかもしれませんが、国債の金利が上昇するという「金利リスク」はあります。一度、金利が高くなると普通はしばらく金利が高い状況が続きますしね~。その間株価は低迷するということになる。長期間、含み損を抱えるのが嫌という人も多いんじゃないでしょうか。

また企業にリスクがないわけでもありません。特に原子力関係の事故は怖いです。それに関連していますが、東芝の子会社だった「ウェスティングハウス」の経営破綻によって、電力大手のスキャナやサザンカンパニーは原発新設で問題が起こっています。

なので公益企業にとって、サービス上のライバルは少なく、他社との競争という意味でのリスクは少ないかもしれませんが、「事業運営上のリスク」というのはあります。そして厄介なことに一回何かあったときの重大さというのが怖いところです。


まとめ


まとめると、配当金の安定や事業の安定を考えると魅力はあるが、長期的なパフォーマンスの悪さ(パフォーマンスは過去S&P500の圧勝)や金利のリスクを考えると、安定差と引き換えても、公益株への投資は割に合わない気がします。純粋にパフォーマンスを求めるのなら別の銘柄がいいのかな~?というかパフォーマンスを求めて公益株を買ってはいけないのでしょう。

まあ私はドミニオンエナジーに投資していますが、配当利回りの高さと増配率がかなり魅力的なので投資しています。何もないだろうという楽観的な感想のもとですが、事業の安定度も気に入っています。保有していてこれほど安心できるセクターもないと思います。

そこを考えると、株価のパフォーマンスが冴えなくても、資産の一部くらいは保有してもいいかなと考えるのです。